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ドライバーの負担が軽減される?物流業界のDXを徹底解説

物流業界は、インターネットショッピングなどの利用が盛んになることで仕事が増えているものの、ドライバーの人員不足が深刻で、現役ドライバーの負担が大きくなっています。

そのような問題を解決するために注目されている「DX」ですが、用語自体は聞いたことがあっても、概要は知らない人もいるでしょう。本記事では、そのような人に向けて、DXの概要や物流業界が抱える不安、不安を解消するためのDX活用方法などを紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.DXとはそもそもなにか?物流におけるDXとは
  2. 2.なぜdxが必要なのか?物流業界の抱える問題について
    1. 2.1.1.配送ドライバーの人手が足りない
    2. 2.2.2.小口配送による業務の非効率化
    3. 2.3.3.IT化が他業界よりも遅れている
  3. 3.人手不足や小口配送などに対応!物流業界におけるDXの活用方法
  4. 4.人材採用はジョブコンプラスにお任せ

DXとはそもそもなにか?物流におけるDXとは

DXとは「Digital Transformation」を略したもので、IT技術を活用してサプライチェーンの変革をおこない、人々の生活をよりよいものへと変えていくことを意味しています。

また、物流におけるDXは、配送や保管、荷役、流通加工といった各事業プロセスの中で、AIなどのデジタル技術を活用しながら、新しいビジネスやサービスなどを創り上げることを指します。

さらに、物流におけるDXでは、物流の優位性を高めて産業の国際競争力を強めることも重要な役割といえるでしょう。なお、国土交通省が提唱する物流DXの目標としては、「既存のオペレーションを改善し、働き方改革を実現すること」と、「物流業界のビジネスモデル革新」の2つが掲げられています。

なぜdxが必要なのか?物流業界の抱える問題について

なぜ物流業界にdxが必要なのかについては、物流業界が抱える問題が関係しています。物流業界では、業務量の増加に対して配送ドライバーが少ないことや、小口配送をおこなうことによる業務の非効率化などの問題があります。

これらの問題を解消するためにも、DXが必要といわれているのです。ここからは、物流業界が抱えている課題について、どのようなものがあるのか解説します。


1.配送ドライバーの人手が足りない

物流業界が抱える問題の中でも、配送ドライバーの人手不足は深刻な問題といえるでしょう。国土交通省が公表している「トラック運送業の現状等について」という資料によると、2018年の時点において、全職種の有効求人倍率は1.35であるのに対し、貨物自動車運転手の有効求人倍率は2.68であり、高い数値であることが分かります。ドライバーの人手不足は賃金が低く、長時間労働になりがちであるなど、労働環境が悪いことが一因となっているでしょう。

また、2015年に総務省がおこなった「労働力調査」によると、トラックドライバーとして働く人のうち、約45.2%は40~54歳である一方、29歳以下は全体の10%以下という結果が出ています。このことからもトラックドライバーの人手不足は、ドライバーの高齢化が進んでいることも関係していると分かるでしょう。


2.小口配送による業務の非効率化

また、小口配送による業務の非効率化も物流業界が抱える問題です。国土交通省がまとめた「2018年度自動車輸送統計」の積載効率の推移によると、2011年度は41.6%であったのに対し、2018年度では39.0%というように、営業用のトラックの積載効率が4割を切っていることが分かります。

これは、以前はBtoBの大口配送を主流としていたのに対し、インターネットショッピングやフリマアプリの利用が増え、配送効率よりもスピードが求められるようになったことが関係しているでしょう。

小口配送が増えることで配送量が多くなる一方、配送1件あたりの単価が安くなります。また、仕分けに手間もかかるため、業務が非効率的になり、全体の生産性も低下してしまうのです。




3.IT化が他業界よりも遅れている

さらに、物流業界はIT化が遅れている点も課題の1つとなっています。

物流の効率化には、サプライチェーン全体を通した情報の共有化が必要になりますが、物流業界ではIT化が進んでいない中小企業も多いため、そのような取り組みを推し進めていくことが困難です。システムを活用して業務をおこなっている企業であっても、使用しているシステムが古く、作業効率の悪化を招いている場合もあるでしょう。

管理作業が属人的になっている場合は、個人にかかる負担が大きかったり、担当者が不在になると業務が滞ってしまったりすることもあります。

なお、日本では配送会社に柔軟な対応を求める荷主も多くいるため、配送会社としてもアナログで対応することにメリットを感じる事情があることが、IT化を妨げる一要因ともなっているのです。



ドライバー採用


人手不足や小口配送などに対応!物流業界におけるDXの活用方法

物流業界におけるDXの活用方法はさまざまです。フリーランスの配送ドライバーと荷主をつなげるマッチングシステムもその1つです。


このようなマッチングシステムを利用することで、全国にいるフリーランスの配送ドライバーを有効活用でき、人手不足の解消になります。多重下請けがなくなるため、ドライバーの単価が期待できる点もメリットです。


また、小口配送をおこなう場合も、商品の在庫や発送管理をデジタル化するほか、商品のトレーサビリティを導入することで、効率的な配送業務が実現するでしょう。さらに、AI技術を自社の配送ルートに導入すれば、最適な配送ルートで走行することができ、配送時間の短縮や燃料コストの削減にもなります。


人材採用はジョブコンプラスにお任せ

物流業界はdx化がやや遅れているといわれていますが、配送ルートの管理など、徐々に活用されています。これまでデジタル化をしていない企業ほど、dx化を取り入れることによる成長が期待できるでしょう。

しかし、dx化を進めるためには、その仕組みを理解している人材が必要になります。そのような人材を募集する場合は、運送業専門の求人サイト「ジョブコンプラス」の活用を検討してみましょう。




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製造業・運送業・警備業を中心に人材不足に悩む1000社以上の企業へ採用コンサルを行ってきました。 ブルーカラー業界30年のノウハウをもとに、採用できる求人ノウハウをお教えします。

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