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“若手が来ない”は理由がある─ドライバー採用を成功させる現場改革。成功事例を交えてポイント解説!

こんにちは。ジョブコンプラスDの運営担当です。

突然ですが、こんなお悩みを抱えていませんか?

  • 若い人材を採用したいが応募がこない
  • 応募があったのに面接にこない
  • せっかく採用したのにすぐに辞めてしまって定着しない
  • 若者が何を求めているのか分からない…

その悩み、実はあなただけではありません。 
若手の人手不足は、物流業界全体の大きな課題となっています。

そこで今回は「若手の人材発掘」をテーマに、ドライバー採用に成功した企業の事例をご紹介しながら、20代・30代の若年層からの求職者をどのように集めたらよいのかをお伝えします。
今後の採用活動でお役に立てることができれば幸いです。


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目次[非表示]

  1. 1.若手ドライバーが採用しづらい背景
  2. 2.若手がドライバーの仕事に求めること
    1. 2.1.仕事と自分の時間のバランス
    2. 2.2.職場からのサポート体制
    3. 2.3.人間関係のストレス
  3. 3.若手の求職者に応募してもらうコツ
    1. 3.1.企業の実績で安定性をアピールする
    2. 3.2.給与・休日を明確に提示する
    3. 3.3.研修・業務・キャリアについて具体的に提示する
    4. 3.4.ターゲットの興味を引く“言葉”と“ビジュアル”で、応募ハードルを下げる
  4. 4.実例紹介:年2名採用企業が30日間で5名採用した手法とは?
  5. 5.まとめ:若手採用のコツは“共感×明確化×安心感”の3セット!


若手ドライバーが採用しづらい背景

若手ドライバーの採用が難しい背景には、若者の「物流業界離れ」が挙げられます。

特に「ドライバー=過酷な仕事」というイメージが根強く、敬遠される一因となっています。

実際、厚生労働省の統計によると、トラックドライバーの年間労働時間は
全産業平均より約400時間も長く、過酷な労働環境が明らかになっています(2021年度時点)。

現代の若年層は、ライフスタイルの多様化により
「仕事よりもプライベートを大切にしたい」という価値観が強まっており、長時間労働が常態化している職種は選ばれにくくなっています。

また、少子高齢化によって若年層の労働力人口自体が減少しており、
若手ドライバーの確保は一層難しい時代になっていくことが予想されます。


出展:統計からみるトラック運転者の仕事(厚生労働省)
https://driver-roudou-jikan.mhlw.go.jp/truck/work


若手がドライバーの仕事に求めること

 若手がドライバーという職業に求めるものは、
収入よりも“自分らしく働ける環境”であることが増えています。

ここでは、若手ドライバーが重視する3つの視点から採用のヒントを紐解いていきます。


仕事と自分の時間のバランス

若手のトラックドライバーは独自のコミュニティやSNSなどを通じて
運送会社間の労働条件等の待遇や職場環境について常に情報交換をしています。

そのコミュニティ間で盛んに話が出るのは、労働時間と給与のバランスです。

若者はしっかり稼ぎたいというよりも、

  • 長時間労働がなく、残業少なめ
  • 完全週休2日以上

など、自分の時間をしっかりと確保しつつ働くことができる環境を求めています。

こうした働き方の柔軟性が、職場選びの重要な判断基準となっています。

職場からのサポート体制

未経験でドライバー業界に入社しようと思う若手にとって、
運転技術だけでなく、配送ルートや業務手順など覚えることが多くあります。

そのため、以下のようなサポート体制が重視されます。

  • 研修制度が充実しているか
  • 先輩社員から丁寧に仕事を教えてもらえるか
  • 休暇の取りやすさや福利厚生が充実しているか

業務内容だけでなく、休暇の取りやすさや福利厚生が整っているかなども
安心して長く働くために欠かせない要素です。

こうしたサポートが不十分な場合、早期離職につながる可能性があります。

人間関係のストレス

職場の人間関係も、若手が重視するポイントのひとつです。

トラックドライバーは業務中に一人で運転する時間が長いため、
社内での人間関係が希薄になりがちですが、
出発前や帰社後のやりとりでストレスを感じる職場では長く働くことが難しくなります。

その中で、以下のような要素が職場選びの基準になります。

  • 相談しやすい雰囲気がある
  • 上司や先輩が丁寧に接してくれる
  • お互いに尊重し合える関係性が築ける

若手は、上司や同僚との良好な関係を重視する傾向が強く、
相談しやすい雰囲気や、お互いに尊重し合える職場環境を求めています。

安心感のある人間関係を作ることで、
仕事へのモチベーションや定着率の向上にもつながります。

若手の求職者に応募してもらうコツ

企業の実績で安定性をアピールする

不安定な社会情勢や経済の変化を背景に、
これからの時代を担っていく若手は「安定性」を重視する傾向が強まっています。

そこで以下のような企業の信頼性を示すデータを明示すると、
応募につながりやすくなります。

  • 売上実績
  • 設立年数
  • 具体的な年収例や賞与実績

こういった明確な数字での情報を記載することで
「安定している会社」「しっかりしている職場」という印象を与えることができ、
安定性のある企業へ就職を希望している若手世代にマッチしやすくなります。

給与・休日を明確に提示する

勤務形態や給与体系が不明瞭なままだと、
求職者は不安を感じて応募を控えてしまいます。

どのような勤務形態で、どれくらいの給与がもらえるのか。
基本給だけではなく付随する手当やモデル月収例などを明確に記載することで、
入社後の収入イメージをしやすくなります。

また、歩合制などで明確な金額を提示することができない場合でも、
実際に働いている採用したい年齢層に近い社員の給与などを例として記載しましょう。

「給与」「休日」はミスマッチによる早期離職の原因にもなりやすいため、
年間休日数や週間の休日サイクルも明示することで、求職者との認識のズレを減らし
「こんな働き方だと思わなかった」などの離職も防ぐことができます。

研修・業務・キャリアについて具体的に提示する

「研修制度あり」「未経験歓迎」といった文言だけでは不安を払拭できません。

仕事を始めるにあたって「研修を行います」といった一文のみを記載するのではなく、
具体的にどんな形で、どれくらいの時間をかけて、どんなことを教えて貰えるか、わかりやすく記載しましょう。

  • 職場体験ができ、その後に正式な入社をするか決めることができる
  • トラックの運転を練習させてもらえる
  • 手積み手降ろしがなく、体への負担が少ない
  • 資格の取得を支援する制度がある

など業務に対するサポート面などを具体的な内容を記載し、
若手が不安に感じやすいポイントに先回りして応える情報提供が、
応募率や定着率の向上につながります。 


ターゲットの興味を引く“言葉”と“ビジュアル”で、応募ハードルを下げる

若手世代にはカッチリとした堅苦しい文章よりも
「カッコつけすぎず親しみやすい言葉」や
「写真や図を使った視覚的にわかりやすい表現」も重視される傾向があります。

たとえば、「4tトラックでの日用品の配送」という見出しの文を
普通免許で乗れる!お店に商品を届けるトラックドライバーのお仕事
といった文章的な見出しに変更したり、
求人原稿内のトーンを柔らかいものにするだけで応募率が改善された事例もあります。

  • 事務所や車両の実際の写真を使用する
  • デザイン性のある制服であることをアピールする

このような話題性の高い内容を盛り込むことで
応募者との心的な距離を縮め、応募ハードルを下げることができます。

実例紹介:年2名採用企業が30日間で5名採用した手法とは?

ここで、実際にジョブコンプラスDで求人募集をし、
若手採用に成功したある運送会社様の取り組みをご紹介します。
 
 関西方面のある大手運送会社様から、
トラックドライバーの高年齢化に歯止めをかけるべく若手人材の発掘をしていきたいが、人材を集めることができず困っているとのご相談をいただきました。
 
様々な求人媒体に募集をかけても、会社が理想としている人材を集められず、採用コストがかさみ、1年間で1~2名採用という苦しい状況が続いていました。
 
そこでジョブコンプラスDの担当者は、
実際の求職者の声を参考にして職場体験制度の導入を提案しました。 

これまでの求職者の皆様の声から職場体験制度の導入を含め、
まずはトラックドライバーの仕事を身近に感じてもらう取り組みを作り、
それを求人原稿に効果的に落とし込みました。
 
まずは見学・体験できる機会を作り仕事内容や職場の雰囲気を体感してもらったところ、
企業説明会や職場体験は、驚くべき効果を上げることが実証されたのです。

驚くべきことに、実際に未経験者の若者からの応募が集まり、
1年間で1-2名採用だったのが、わずか30日間で5名の採用に至ることができました。
 
参加された求職者の方からは、
「職場体験をしている企業が他になかったので、印象に残って応募した」
「トラックドライバーの仕事の印象が180度変わった。こんなに働きやすい環境とは知らなかった」
「職場体験を通して、従業員さんの生き生きした姿を確かめることができた」
など、たくさんの喜びの声を聞くことができました。

まとめ:若手採用のコツは“共感×明確化×安心感”の3セット!

今回は、若手ドライバーの人材確保についてお話させていただきました。

若手ドライバーの採用に悩む企業は多く存在しますが、
成功のカギは「共感×明確化×安心感」の3つの要素にあります。

今の若年層は、高収入や安定だけでは動かず、
自分のライフスタイルや価値観に合う職場を重視しています。
労働時間のバランス、人間関係の良さ、
サポート体制などが「共感」ポイントとなります。

次に、給与・休日・キャリアなどを具体的に提示し「明確化」することで、
入社後のギャップを防ぐことが重要です。

そして「安心感」を与えるには、職場体験や丁寧な研修制度を通じて
はじめての業界で仕事をする不安を払拭し、信頼を得ることが求められます。

実際、職場体験を取り入れた企業では採用数が大幅に増加した成功例もあります。
若手の心をつかむには、条件の提示だけでなく
伝え方”や“見せ方”を工夫することが不可欠です。


まずは「若者が何を気にしているか?」を理解することからはじめましょう。
条件だけでなく“伝え方”を変えるだけで応募数は変わります!
 
「ジョブコンプラスD」は、若手人材の採用に貢献する求人サイトです。
まずは、今抱えていらっしゃるお悩みをご相談いただくだけでも可能です。

お気軽にお問い合わせくださいませ。


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製造業・運送業・警備業を中心に人材不足に悩む1000社以上の企業へ採用コンサルを行ってきました。 ブルーカラー業界30年のノウハウをもとに、採用できる求人ノウハウをお教えします。

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